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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第12章 その感情は
「光秀さん、私……、私……っ」
それ以上は言葉が続かず、ただ、涙がこぼれ出す。
「…………っ」
片腕で背中を強く抱き寄せられ、広い胸板に受け止められる。
とめどなく溢れる雫が、着物を濡らしていく。
義元さんに抱きしめられた時とは違う。
光秀さんの胸の中は私の居場所と思えるほど安心できた
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