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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第11章 嘲る者
ふつふつと湧き上がる怒りに、私は目の前にいる屑のような男二人を睨みつけた
「馬鹿にしないでください……!」
「何?」
「一夜の相手なんてお断りです! 人をモノ扱いしないでください……!」
「お前……っ、このお方を誰だと心得る!?」
「この方が誰だろうと関係ないです。失礼させていただきます!」
怯える心を叱りつけ、怒りに任せて立ち上がる。
いざとなったら光秀さんに教わった護身術で応戦するしかない、そう覚悟した時–––
「良い、良い、早々に下がらせろ」
(え……?)
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