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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第11章 嘲る者





「見事お勤めを果たせたなら褒美を取らすぞ、娘。義昭様にふさわしい女子を探し村の者をかき集めたが、どうにも垢抜けなくてなあ。お前ならば丁度よい」


「…………」


義昭という人が、初めて私を見た。

舞台上から投げられた視線と同じ、温度がなく静かで–––道端の雑草でも見るような目で。


決して恵まれた環境で育ったわけではないけれど、こんな侮蔑するような目で見られたことは、今まで生きてきた中で一度もない



(いつの時代も、こうゆう男はいるんだ…っ…!)


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