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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第11章 嘲る者





(何者なんだろう、この感じ悪い人。招いたのが義元さんじゃないとしたら、そもそも私に何の用なの……?)



大名はにやにやと笑いながら、値踏みするような視線を私に向けた。



気持ちの悪い笑い方に嫌悪感しかない



「あの、茶の湯に付き合うようにと伺ったんですが……」

「真に受けたのか? あはは、初心な娘よのう」


大名が、歯を見せて笑う。

「お前をわざわざ招いてやったのは、今宵、義昭様の夜伽の役目を命じるためだ」


(な……っ)


招待の意味を悟り、虫唾が走った。

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