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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第10章 偽りの夫婦
「上出来だ。思った通り、よく似合う」
「そう、でしょうか……」
「ああ、想像以上だ」
鏡の中で、微笑む彼と目が合った。
笑みを浮かべる唇が不意に、あらわになった私の首筋に押し付けられる。
「ひゃっ……」
「俺にあれこれされるお前があまりに心地よさそうだったので、ささやかながら、おまけだ」
(っ……気づかれてた……!)
「気持ちよくなんか、ないです……!」
「嘘はよくない」
(あ……っ)
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