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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第9章 偽りの許嫁
バッテリー残量を示すマークは赤く、残り少ないことを示している。
いつ電源が落ちてもおかしくない。
「……」
私は黙ったまま、スマホの中の秀人の笑顔を見つめる
その絵がを瞼に焼きつけるように
「この人……」
「……今度、詳しく話すね」
舞ちゃんにそう言うと同時に、手元にあったスマホの画面が真っ暗になった
(電源が……)
「あ、茜ちゃん……」
「……充電……なくなっちゃった…」
真っ暗になった画面をただ黙って見つめる。
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