• テキストサイズ

貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第9章 偽りの許嫁





「気持ちは分かりますけど……。女同士でしかできない会話もあるんですよ。こんなべったりじゃ、茜ちゃんだって息が詰まっちゃうと思うんですけど?」



「……光秀さん、私からもお願いします。舞ちゃんにお願いしたいこともあるし……。」


これから向かう国は、現代でいう兵庫県と岡山県の境目だ。
交通手段が馬しかないこの時代だと、到着するのにどれくらい掛かるのか私には見当もつかない。


長い旅になるのなら、その間、舞ちゃんには私の荷物を預かってもらおうと思っていた。


信長様や武将の皆が私の素性を分かっているとしても、五百年後の荷物が万が一、他の家臣に見つかれば大事になりかねない。

/ 573ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp