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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第9章 偽りの許嫁
…………
光秀さんの御殿へ向かう前に、支度を整えるため自室に立ち寄った私を舞ちゃんが訪ねて来た。
「あのぉ……光秀さん、少し席を外して頂けませんか?」
「舞の頼みといえども、聞き入れ難いな。茜に関わることは、全て把握しておきたいんだ。」
私の横にぴたりと寄り添う光秀さんを見て、明らかに舞ちゃんは戸惑っている。
それもそうだろう。
光秀さんの手は私の腰に回り、ピタリと寄り添っているからだ
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