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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第8章 謀反
「あなたの言葉は、もう……なんにも信じられません……」
「俺の言葉が嘘でも真でも、お前には信じる以外、選択肢がない」
「……ほんと、意地悪ですね」
あまりに光秀さんらしくて、思わず、ふっと笑みが溢れた。
「ああ、そうだ」
(光秀さんも、笑ってる……。でも……なんだか、とっても……寂しそう)
睡魔に負けないように、掠れ声で言葉を紡ぐ。
「ねえ、光秀さん……」
「ん……?」
「お茶……美味しかったですよ。光秀さんのくせに」
「……ふっ、それは光栄だ」
「味音痴なのに……すごいですね」
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