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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第8章 謀反
「……今日はもう、疲れました。あなたに追いかけられて、脅されて、怖くてたまらなくて……あまりに疲れたので、いっそ、どうにでもなれという心境です」
(何も……考えたくない……。あなたの裏切りも…未来へ帰ることも……。私の……わからない……感情も……)
「そう投げやりになるな」
「あなたがそれを言いますか……」
(あ……なんだかこれ、いつもの感じだ)
何ひとつ解決していないのに、いつもの感じに安堵が私を包み込む。
(光秀さんは、織田軍を裏切ろうとしてる悪党かもしれないのに–––)
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