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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第8章 謀反




だが気にしたところで、この血塗られた手が綺麗になることはもうない。


(全く……あいつといると、調子が狂うな)


こんな感情を思い浮かべること自体も無意味でしかなかった。





(それにしても、短期間でここまで成長するとは、たいしたものだ。)


今日の遠乗りでの茜の姿を脳裏に思い浮かべる。

遠乗りで、自分に必死に着いてきた腕をみれば、指南の成果は上々と言えるだろう。

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