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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜

第8章 謀反



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御殿に戻った光秀は、自室で書簡に目を通していた。


顕如の間物を尋問してから、なぜか血の匂いがついているような気がして、どこか落ち着かない日々が続いていた。


そんな感覚は、いつぶりだろうか。


信長の左手となり、天下統一のために手段を選ばずにきたこの手は、誰よりも残酷で血塗られている。
初めの頃こそ、罪悪感に苛まれていたが、いつしかそんなことも感じることもなくなっていた。



しかし……



いつからだろうか……己に染みつく血の匂いが気になり出したのは


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