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貴方は月のように 〜イケメン戦国 明智光秀〜
第8章 謀反
『あなたが善人だったらいいと、思ってしまうんです。』
(俺は茜が思っているような褒められた人間じゃないが……)
出自も地位も立場も抜きに、ただ人として、茜は光秀を直視しようとする。
真っ直ぐな眼差しがやけに眩しく思えた。
久しく感じたことのなかった温もりが胸の奥にきざしているのを知り、そんな自分に少し驚いた。
そして、光秀にとって大きな収穫だったのが、隠されていた茜の本心を知れたことだ
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