第25章 チャンピオン。
激しいバトルは続き、お互いに手持ちは最後の1匹となっていた。
『リーフィア、フライゴン、ラプラス、アーマーガア、パルスワン、みんなありがとう。絶対勝つからね。よし!エースバーン最後はまかせたよ!』
「強くなったね、アル。さあ、最後だ!全力でくるんだ!」
ダンデはもちろんリザードン、アルは相棒のエースバーン。
『まずは連続でニトロチャージ!』
「リザードンかわして、げんしのちからだ!」
エースバーンは連続ニトロチャージですばやさをあがって、リザードンの技をかわしていく。
「ニトロチャージはすばやさをあげるためのものだったか!なかなかやるな」
『ありがとうございます。でもそれだけではありません!続いてエレキボール!』
すばやさがあがって威力が増したエースバーンのエレキボールが、リザードンへと襲いかかる。
スピードの乗ったエースバーンの技は見事にリザードンへと命中した。
『やった!エースバーン良いよ!』
「面白い発想だが、オレのリザードンはそれだけでは倒せない!さあ、チャンピオンタイムだ!リザードン、キョダイマックス!ダイロック!」
『エースバーン!こっちもダイマックスだよ!ダイサンダー!』
バトルは激しさを増し、ダイマックスバトルに突入した。
リザードンのダイロックにエースバーンはなんとか耐える。
対して、エースバーンの放ったダイサンダーに、今度はリザードンも苦しげな様子を見せた。
「なかなか苦しい展開だ!次で最後だろう。決めるぞリザードン、キョダイゴクエン!」
『エースバーンこっちも全力のダイサンダー!』
互いの激しい技がぶつかり、衝撃で爆発が起こる。
煙に包まれる中、最後に立っていたのは、ダンデのリザードンだった。
『…!エースバーン。ありがとう、よく頑張ってくれたね…』
「良いバトルだったよ、アル。また挑戦してくれるのを楽しみにしている」
全力を出し尽くしたアルのジムチャレンジは、あと一歩のところでダンデに及ばなかった。
悔しさに震えるアルは、静かにスタジアムを去ったのだった。