第2章 ヒバニーと。
アルの初めてのポケモン、ヒバニー。
元気に走り回る姿に、アルはこの子と一緒に走りたいと思って選んだ。
(思ったけど…!)
『ヒバニー待ってー!』
「バニー?」
はあ、はあ、と息を切らして追いかけるアルに、首をこてんと横に倒して笑うヒバニー。
君はミミッキュか!とアルは思いながらもようやく追いつく。
『元気で何よりだけど、置いて行くのはやめてね。寂しいから』
アルの言葉に、ヒバニーは耳を下げてしゅんとする。
ヒバーと鳴いているのが、アルにはごめんと謝ってるように聞こえた。
『あとでキャンプするからその時に思いっきり走り回っていいからね。とりあえず新しい仲間を捕まえたいから、協力して欲しいな』
ヒバニーは今度は胸を張りまかせとけと、ヒッバー!と鳴いた。
アルは、頼もしいねとヒバニーの頭を撫でて、一緒に草むらへと入る。
そこにはいろんな種類のポケモンがいた。
『まずは、ココガラとワンパチが仲間になってくれると助かるな。ヒバニー頼んだよ』
ぴょんぴょんと跳ねるヒバニーはやる気十分だ。
『よし!行くよー。まずはココガラ』
飛んでいるココガラにバトルを挑み、無事にゲット。
アルはよろしくねとボールを覗き込めば、ココガラから少し睨まれた気がした。
(あれ、怒ってるのかな。これはキャンプで親睦を深めないと!)
次にワンパチ。アルがバトルを挑もうとする前に、まさかのモンスターボールにじゃれつき自らボールに入ってしまった。
そしてそのままゲット。
『あれ?こんなのあり?』
ヒバニーもびっくりして固まっている。
アルたちはなんだかおかしくなり、2人でけらけらと笑いあった。