第3章 俺は何も知らなかった件について
「そもそも餓鬼が2人で
こんな時間に遊ぶんじゃねェよ。」
「…わふっ。………お。お願いします。」
それだけ言い放ってに無理矢理
ヘルメットを被せてからが
後ろに乗ったのを確認すると
なんの躊躇もなくその場から消え去ってしまった。
「…い、行っちゃった…大丈夫か?あの二人。」
主に兄ちゃんが一方的に嫌いなのだが、
結果的にあまり仲がいいとは言えない2人。
兄ちゃんが送ると行った時、珍しくも
動揺していたようだし少し心配になった。
「けど兄ちゃんわざわざ送ってくってことは
最低限生徒としては…
そんなに嫌いじゃないってことだよな!!」
けど事実こうして心配して送っていくのだ
ほんの少しだけ兄ちゃんもを
良い生徒としては認めてくれたのかもしれない。