第12章 それぞれが自覚した件について。
結果こんな具合で色々と自覚した4人。
「「「(思うところは色々あるが何にせよ、
一つだけ断言できることがある……。)」」」
それぞれ色々自覚はしたようだし
これからどうするのかは分からないが
とりあえず彼らは一つだけ
確実に分かったことがあるようだ。
「「「(まいったな、凄くややこしい。
これじゃあ昼ドラも良いとこだ………。)」」」
不死川家でみんなの心が1つになった瞬間だった。
生徒先生友達兄弟同僚
ぐちゃぐちゃに絡み合った関わりは
どうにも穏便に済ませるのが難しそうだ。
彼らの恋路は昼ドラのごとく進んでいく。
「(………あぁ、私のアオハルはどこ?)」
彼女が酷く憧れている”アオハル”は
このぐちゃぐちゃな関係からして
かなりズレながら繰り広げられるだろう。