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君ありて幸福【鬼滅の刃/現パロ】

第12章 それぞれが自覚した件について。








「(そう言えば私……何か最近やたらと
不死川先生と話してた気がする………。)」






嫌味攻撃は本当に腹が立ったけど
それが終わってからも何故か見つけると
声をかけて当たり障りのない会話をしていた。


散々、お互いに仮面をつけて腹を探りあったから
妙な仲間意識が芽生えたかもしれない。


昨日のやり取りだって結果意地の張合いで


途中から確実にソワソワしてきても
ちゃんと我慢してくれている姿に

この人は本当に大人だなぁ…素敵だ。なんて
思ってたところに 布団行くかァ?何て
言われて結局男はソレなのかよっ!!と
妙に腹が立ったからあんな嫌味言って


結果…折れてくれた不死川先生に甘えて
………誘ったのは…意地の張合いだとしても
明確に私で…妙に安心する膝の上が心地良かった
のも、全部……まあ好意……なんだろう。


どうする。コレは自分のこの胸のトキメキから
推測するに明らかにおかしいぞ。








「(やばい。好きなのかもしれないぞコレ。)」






いや、本当にそうなのかもしれない。

とりあえず天元に関して…心の方まで
この状態だとあまりにも不誠実だし

………色々不安もあるけど
ちゃんと話をして切りをつけないと。

私はこれ以上、クソ女になりたくない。

真面目に向き合ってくれてる天元にも
こんなんじゃ申し訳が立たない。




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