第11章 お前にキスがしたくなった件について。
「…お前マジで酔いすぎ。…布団行くかァ?」
「…じゃあ、一緒にお布団行きます?」
あぁ、本当に興醒めだ。
間違いなくその手の女だコレは。
もうこの時点で俺はが生徒だと
いう事実をスッカリ無視しているのは
とりあえず酒のせいにする事にする。
何にせよ”普通じゃない”と色んな意味で
執拗に執着していたコイツは
本当に何処にでもいる股の緩い女で
間違いなく抱けるこの状況にとても萎えて
オマケにだいぶ上がっていた株も下がった。
「………はぁ……やっぱり緩いんじゃねェかよ。」
俺の言葉に片眉を上げたのは
自覚があるからなんだろう。
本当にくそつまんねェ女だと思う。
何が唆るだ、本当に普通の女じゃねェか。
と、何を期待していたのか謎だが
俺は本気でこの瞬間興味が無くなった。