第10章 突撃自宅訪問でパニックな件について
「あぁ、毛玉っ!!駄目だろ!!
兄ちゃんも止めろよ、ズボン汚れるだろ?」
「俺に毛玉を止めることは出来ねェ……。」
「そうやって甘やかす癖にズボン汚れたら
俺に八つ当たりするんだからやめてくれよ!!」
「動物には罪がねェんだ…怒れねェ…。」
「ズボンの件に関しては俺が1番罪無いだろ!!」
「(不死川先生バカ犬バカ猫製造機なのね。)」
麦茶を持ってきた玄弥が
毛玉を抱き上げてくれたがは
コチラを向いて固まっている。理由は分かる。
俺が照れながらつけた そのまんまの名前と
動物は怒れない俺に対して驚いてるんだろう。
キャラじゃないのは…自分が1番分かってる。
、
「…この子の名前”毛玉くん”なんですか?
めちゃくちゃ可愛いですね…パニックです。」
「俺もパニックだァ……毛玉は可愛いだろォ。」
「俺が1番パニックだよ………。
あぁ、もう。毛玉。ほらコレやるから。」
「「「(とりあえず麦茶飲もう。)」」」
もう何でもいい………。
毛玉を可愛いと認めたのでとりあえず肯定して
全員パニックの俺たちは座り込んで
静かに麦茶を飲んで落ち着くしか手が無かった。