第9章 派手男と雌狸の過去がヤバイ件について
「…で、宇髄はそのまま組を抜けれたって事か?」
「あぁ、色々あったが結果的にな。
……本当に情けねェ理由だが
なんつーか……心底安心したのは事実だ。」
「なんつーか。そんな理由で……。
組から捨てられるもんなのかァ?」
正直、”罪を消してやる”程大事な息子を
そんな簡単に破門にするものなのだろうか?
そしてそれなら罪を消す意味も無いだろう。
それを問いかけると、宇髄にため息をつかれた。
「……だからソコも色々あったんだよ。
の事も含めてな。
使える女はそう簡単に手放さねぇんだよ。」
「違うよ、使える女っていうか
あの人がただのロリコンだったんだよ。
私こんな顔してるしさ、その手にはモテるの。
天元も好きでしょ?……童顔ロリ巨乳。」
「…そ、その血を派手に受け継いでんのか俺は。」
「、宇髄…。頼むから。
ツッコミにくいボケはもうやめてくれェ。」
その色々をまとめると
は宇髄の父親の
”お気に入り”だったらしく
犯罪歴が着いたせいで更に働き口が無くなった
を再び強引に連れ去ったらしい。
を気にかけていた宇髄は
それを知って辞めろと大暴れした後に
逆にを連れ去って逃げた。
それも破門の原因の1つらしい。
そして最後は”落とし前”をつけたにも関わらず
2人は散々付け回されて、どうしようも無くなり
学園長に頼み込んで話を付けてもらって
何とかそれは終結した。という事の様だ。
とりあえず、学園長は何者なのかが
俺は更によく分からなくなったが
そこを聞くのは………今はとりあえず我慢しよう。