第8章 俺は色々と悩ましい件について。
「何だァ、飲めねェのか!!」
「いいえ!!一人暮らしの身には
本当有難いです!ありがとうございます!!」
こっちが気遣って差し出してやってるのに
何故かそれを眺めるだけで受け取らない
に腹が立って少し凄むと
慌ててソレをうけとって、すぐに1口飲み
めちゃくちゃ苦い不味そうな顔をした。
「(や、やばい。本当にクソほど不味いぞコレ!)」
「(めっちゃ苦ェんだろうなァ。ウケる。)」
俺の買ったコレはめちゃくちゃ不味いと評判だ。
煉獄と冨岡が気に入って飲んでいるから
作られ続けているが絶対に不味いんだろう。
飲んだことは無いが、色だけでも
マジでやべェ不味そうからなァ。
気遣いも確かにあるが嫌がらせも兼ねていた。
そして成功した嫌がらせに
だいぶ機嫌が良くなって
この嫌そうな顔を拝んでやろうと
顔を歪めるの横に腰掛けた。