第7章 俺の兄ちゃんがおかしい件について。
「…毛玉も変だと思うんだな。」
兄ちゃんが部屋に行くと
何時もついて行く毛玉も何かを感じたのか
ぴょこんっと俺の膝に乗ってきて首を傾げている。
間違いなくあの変な兄ちゃんの原因は
少なからずが関わってると思う。
まさか宇髄先生の言うように
”吊り橋効果”で意識し合ってるのか?
女子の言うように”禁断の恋”なのか?
そうだとしたら
俺はどういう目で2人を見たらいいんだろうか。
「………い…いや、まさか。無い無い。」
いや、流石に無いとは思うんだ。
だって兄ちゃんは先生だし。
そうだよ先生だから”禁断の恋”なんだよ!!
そうだとしたら兄ちゃん捕まっちゃうよ!!