第7章 俺の兄ちゃんがおかしい件について。
「ん”ー。特に深い意味はねェんだけどなァ。
何かちょろちょろ目の前に居るんだよ。」
色々考える所はあるけれど
頬を掻きながらそういう兄ちゃんをみたら
結局俺はまあいいか、なんて思った。
「…ははっ!!嫌いじゃ無かったんだ。」
色々厄介ではあるけれど
俺は兄ちゃんにを嫌わないでくれ
とお願いするほどの事を認めて
欲しかったし、2人に仲良くして欲しかった。
だから思わず安心して笑ってしまった自分に
結局の所あれは女子達の妄想話だからいいか。
と素直に俺の望みが少し叶ったと喜ぶ事にした。