第7章 俺の兄ちゃんがおかしい件について。
「学校何て狭いんだから当たり前だろ?
ましてや兄ちゃんとなんて
元々色んな意味でみんな観察してたのに
あの件で更に注目株なんだから……。」
「……え”?(はァ!?何でそんな事に。)」
学校1怖い数学教師の兄ちゃんと
学校1の優等生の
接点が割となくて話もしていなかったから
多分余計に皆気になっているのは確かだ。
けど兄ちゃんは”はァ?!何でそんな事に。”
みたいな顔をして驚いているから
念の為、今の実際の現状を伝えようと思う。
「何か変な妄想拗らせた女子達が
”もしも2人が付き合ってたら”で
盛り上がる程度には見られてるよ。」
「なんだその気色悪ィ妄想はッッ!!!」
兄ちゃんはこの手のことにもしかしたら
もしかしらだけど鈍感なのかもしれない。
他の人達は正直わりとどうでも良いけど
俺は兄ちゃんの弟だから
この件に関しては盛大にセットで
しかも俺は何故かいつも悲恋扱いなので
本当に気をつけて欲しい。
確かにあの面子には
最早絵面の段階で勝てないのは分かる。
けど勝手に晒しあげられて勝手に失恋
させられる俺は流石に可哀想だと思う。