第7章 俺の兄ちゃんがおかしい件について。
「(……うわ、染み抜きしてるよ。
絶対気が付かないで座っただろ。)」
家に帰って何時もの様に洗濯をしようとしたら
兄ちゃんのズボンが
ケツポケットに布を当て状態で置いてあり
絶対コレはあの花のせいだと直ぐに分かった。
「なぁ、兄ちゃん。」
「あァ?」
まあ、周りの妄想はともかく
多分兄ちゃんとはやましい関係では
絶対に無いと思うので多分聞いても問題ない。
「今日花壇でと何話してたの?」
「ん”っ!?…ゲホッ、ゲホッ!!!」
いやこれは…問題が……あったのかもしれない。
兄ちゃんは俺の作ったミートソースのパスタを
盛大に吹き出した。本当にやめて欲しい。