第1章 iw×fk
深澤side
ん?おれ……
あーそうだ。
レッスンの時ぶっ倒れて照に運ばれたんだ……
さっき、そばにいて……?とか言っちゃった気がする……///
もーー!どんな顔すればいいんだよ…!
「あれっ?」
目を開いて周りを見た俺は異変に気づいた。
ひかるが…いない…?
だってさっき俺が起きたら絶対隣にいるって言ってたじゃん……
うそ…?だったの……?
もしかして俺の言ったことに呆れて、出てっちゃったのかな……。
俺は慌てて起き上がり……
「いたっ!」
そーだ。俺、頭痛かったんじゃん。
やばい、苦しい……
ひかる……助けてよ……
酷い頭痛と息苦しさの中、必死の思いで寝室から出た。
岩「ふっか……?」
ひ……かる……?
岩「お前っ!起き上がったらダメだってっ!」
倒れそうな俺をギリギリのところで抱えてくれた。
「うそつき……」ボソッ
岩「ん?何?」
「うそつき……!!おれのそばにいてくれるって言ったじゃん……っ!」
岩「お前……もしかして俺が居ないから出てきたの……?」
恥ずかしいけど、コクンと頷くと照が上から抱きしめてきた。
岩「なに……もう……」
そのまま俺の肩に顔を埋める照。
「ひかる……?ごめんね…?」
「おれひかるがそばに居てくれるって聞いて…」
「すんごい安心したの……」
「でも起きたらいなくて…俺に呆れて帰っちゃったのかなって思って……」
岩「そんな訳ないだろ!」
ガバッと俺の肩を掴んで見つめられる。
岩「俺は……!お前の…!」