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【歌い手】貴方を愛したこと。【After the Rain】

第3章 §始まりは§



___そらる、さん。


まふくんとユニットを組んでる人で、確か名前は一ノ瀬彼方。

まだ会ったことは無いけれど、まふくんいわく「俺を救ってくれた人」らしいから、きっと良い方なんだろう。


「そらるさーん、今出まーす!!」


まふくんがインターフォンに向かって喋る。

「美織、良い機会だしそらるさんと挨拶しておこうよ!!」

『おっけー。ねえまふくん、人見知り発動しちゃったら助けてね??』

私の言葉には返答を返さず、てとてとと玄関へ向かうまふくん。


え???

助けてくれないの???
 

なんて心の中で葛藤していたら、まふくんと【そらる】さんの話し声が近づいて来た。

「美織~そらるさん来たよー」  

『はいよー』



かた……と音を鳴らして開いた廊下とリビングとを隔てるドアの向こうには、


にこにこと屈託なく笑うまふくんと、













『……………え』













恐らく私と数日前に一夜の関係となったのであろう、気だるげで眠そうなイケメンさんがいた。
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