第3章 竈門炭治郎
「いっ…」
「すまない、痛いよな…あと半分だが…やめとくか?」
炭治郎が心配そうに私の顔を覗き込んだ。
「ううん…大丈夫…、今度は私で気持ちよくなって欲しいの…」
私は首を振って、笑ってみせた。
「…そうか、でも本当にやめて欲しかったら言ってくれ」
炭治郎がまたゆっくり動き出す。ぴたり、と動きが止まり、私はようやく全て入ったんだと分かった。
体も心もすべて炭治郎に満たされている。
私のお腹に炭治郎の汗が落ちてきた。
「全部…入ったぞ…」
炭治郎の呼吸は明らかに荒くなっていて、苦しそうな顔をしている。
「うれしい…たんじろぉ…私…うれしい」
唇が重なった。
舌が入ってくる感覚にはまだ慣れないが、どんどん気持ちよくなってくる。