第20章 冨岡義勇
「今から性感を始めていく」
私は唾を飲み込んだ。
冨岡さんに触れられてしまうことはすごく恥ずかしいが、施術師なのだからきっと上手いに違いない。
期待と羞恥が複雑に入り交じって、胸を高鳴らせる。
「痛かったら言ってくれ」
「はい……ん…」
冨岡さんの手がデコルテをなぞり、胸のふちを指先が撫でる。
こそばゆいようなムズムズに私は声が出そうになった。
「オイルを少し足そう」
冨岡さんはオイルが入った容器を何個か取り出して、1つを蓋をあけて手の上に垂らそうと傾ける。
その時、ドバっとオイルが溢れて冨岡さんの手から溢れ出し、私のお腹にかなりの量が垂れてきた。