第18章 宇髄天元➕煉獄杏寿郎 ②
「せ、せせ…セックス…を…」
ハエが飛ぶ音にすら掻き消されそうな声を何とか絞り出して、私はそう言った。
「おい煉獄、俺は進路相談だって聞いてたんだけど?」
わざとらしく宇髄先生はとぼけてみせて、椅子から立ち上がる。
煉獄先生も組んでいた足を元に戻して立ち上がった。
「しかし、俺たちは教師だからな!生徒の要望には答えなければならない!」
宇髄先生と煉獄先生は私の方ににじり寄り、確実に逃げ場を無くしていく。
私は後ろに後ずさることしか出来なくて、ついにはテーブルにぶつかってしまった。
「そうだな、この変態JKの願いも叶えてやんねぇとな」
「っあ…ふ、ン…」
目の前には煉獄先生、後ろには宇髄先生。
2人の手が足や腰、首に及んできて、気分が高揚してくる。