第18章 宇髄天元➕煉獄杏寿郎 ②
先生2人に抱かれて1週間が経った今となっては私も気にしないでおいて、夢だと思うことにした。
宇髄先生は美術の授業だけだし、何とかなっていた。
「おー、綾川じゃんかよ」
「あ、宇髄先生…こんにちは」
大柄だけど美形な宇髄先生は口元に棒付きキャンディを含んで、私を見下ろす。
「地味に忘れたのか進路調査票」
「はい」
「進路は大事だからな〜、分かんなかったら相談のってやるよ」
「宇髄先生に進路相談て…」
進路さえも爆発させそうなこの男に誰が相談に来るのだろう。
私は小首を傾げていると宇髄先生は私のおでこにデコピンを食らわせた。
「いた!何するんですか!」
「俺様はド派手に進路担当なんだよ!まぁ神だからお前らを導いてやらんこともない!」
宇髄先生は両手を指さしの形にして、右手を上に、左手を右腕の下に潜らすようにした戦隊モノのヒーローがしそうなポーズを決める。