第16章 倫理教師 悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼先生はポソりとそう呟くと、私の弱い所を擦る速度を速めてくる。
「ああっ、ん、あっ!は、んんっ!」
感じたことのない快感に頭はパニックになりそうだ。
シーツを握りしめ、身体を左右によじって悲鳴嶼先生の指から解放されたいが、いつの間にか悲鳴嶼先生にがっしりと腰を抱かれていて逃げられなくなっていた。
「んあぁ!イッちゃいそ…!あぁ!んふ、あん!」
「イきなさい、私に身を任せて」
持て余した親指が蕾を指圧した瞬間、私のなかで快感が弾けた。
「ふあっ、あああああーーー!」
身体を大きく2度跳ね上がらせ、私は絶頂に達した。
ー悲鳴嶼先生にイかされた…
その事実が私に押し付けられ、急に涙が溢れてきた。
目尻から顔をつたって流れていく涙を私は止めようとする気力もなく、段々流れていった。