第16章 倫理教師 悲鳴嶼行冥
制服のリボンタイが擦れる音。
カーディガンとブラウスが擦れる音。
大きな部屋なのに音はそれくらいしかなかった。
ブラウスのボタンが外されて、ブラが露わになる。
年頃の子たちに比べたらすこし貧相でなんの色気もない身体だったのを私は忘れていた。
悲鳴嶼先生は私の胸をブラの上から揉み、首筋に顔を埋める。
「っあ…」
小さな甘い呻き声が唐突に漏れて、私は手で口を抑えた。
しかし、その手を悲鳴嶼先生は掴んで、上に持ち上げて固定する。
「その声は聞かせなさい…いいな」
「ぅ…はっ、はい…」
耳元でねちっこいようなまとわりつくような色気をまとった声で囁かれると、抵抗なんて出来なくなる。
すると悲鳴嶼先生の手はブラを下から持ち上げるようにズラして胸の先端を弄り始めた。