第15章 体育教師 冨岡義勇 錆兎
月曜日、朝
「はぁ?!あんた、何その…金髪」
朝、梅に会うなり大きな声で驚かれた。
それも無理もない。
私は思いっきりブリーチをして、前のナチュラルブラウンから金髪に大変身したのだ。
「えへ、いいでしょ」
「さすがに金髪はやばいでしょ…あたしの銀髪は地毛届出してるから良いけどさ…、また反省文書かされるわよ」
「うん、そうだね」
それでいい。
だって悪い子でいたら、またお仕置きしてくれるんでしょ…?
「おい綾川…貴様はふざけているのか」
「放課後、職員室に来い」
「あ〜あ、ほら言ったじゃん…」
冨岡先生と錆兎先生は梅には目もくれず、金髪にした私を見た。
ー今度はなにされちゃうんだろ…♡
ーーーfinーーー