第9章 宇髄天元➕煉獄杏寿朗
宇髄先生が口角を上げて、ニヤリと大胆不敵に笑う。
「見たんだろ?俺が煉獄押し倒したところ」
立ち上がった宇髄先生は私を壁側に押しやり、逃げ場がなくなるように腕で私を囲った。
圧倒的な顔面力とよく分からないいい匂いに私の頭はパンク寸前だった。
「あっ、いやあの…あれは…」
「ノゾキはいけねぇよなぁ、煉獄」
「うむ!感心しないな!」
煉獄先生も立ち上がって宇髄先生の右側に立ち、腕を組んで私を見下ろす。
「で?なんか妄想したのか?俺らで」
私はそう言われた瞬間、今日していた自分の妄想がプレイバックされた。
宇髄先生が煉獄先生の頭を押さえて激しく舌をいれたキスをしたり、後ろから突いていたり、胸の敏感なところを舐めていたり…
「い、言えません…」
私は顔をうつ向けてスカートの裾を握りしめた。