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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第7章 二人の距離



残念そうに返事をすれば、政宗が少し申し訳なさそうに私を見る。
すると私と政宗のやり取りを見て、三成くんが声をかけてくれた

「烈さん。剣の稽古には付き合えないですけど、何か簡単なお話でも選びましょうか?」

「うーん……。ごめん……三成くん、気持ちはありがたいんだけど、体動かしてる方が好きだから……遠慮しとくね。」

三成くんの本の申し出は有難いけれど、この時代の文字は私には読めない。
にょろにょろとした蛇のような文字を読もうとしても、結局睡魔に襲われるだけで終わってしまうのだ。
やんわり三成くんに断ると、今度は何か閃いたようにその顔がぱっと明るくなった

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