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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第2章 過去へー
(信玄様がいた戦乱の世はどんな時代だったんだろう)
あの時、父には悪態ついて面倒臭いと言ったけど、ここに来るのは嫌いじゃなかった
この時代に生きる違和感…その漠然した想いが、ここに来るとなぜか消えるから…
それが何故だかはもちろん分からないのだけれども
「これが信玄公のお墓ですか?」
不意に背後から話しかけられて振り返る
そこには紫色の風呂敷を持った、四十代半ばくらいの品の良さそうな男の人が立っていた
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