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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第2章 過去へー





3つ年上の兄は、この家を継ぐ身だから
お父さんに習って、家のこと…武田家のことを把握しておきたいらしい。
家のことになると首を突っ込みたがる兄。
私にはない、その熱心さに半ば呆れていた


女の私には一切関係ないことだからかもしれない


裏でも行ってみようか


そう思い立って、暇つぶしに明王殿の裏手へ向かう


そこにあるのは

かつて甲斐の虎と恐れられた武将であり
私のルーツである


武田信玄


のお墓があった

いつも来る時は、お墓の周りにも境内にも観光客がたくさんいるのに
なぜか今日は誰もいない


誰もいないけど、休館日なのかな??


少し不思議に思いながらも、珍しく静かな信玄様のお墓の前に立った

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