• テキストサイズ

貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第14章 救出作戦




「…家康さんっ……」

私の呼びかけに、瞼がぴくりと動き、薄らと目が開く。

「家康さんっ……助けに来ました……」


家康さんは朦朧としているらしく、目の焦点が合っていない。

それでも、かすかに唇が動いた。


「……れ………つ……」

力なく伸ばされた家康さんの手が、私の頬に触れる。

(……っ…!!)

冷たくなった家康さんの手に自分の手を添えると、私の目からは涙が溢れた。
頬を伝う涙が家康さんの手を濡らすと……
私の頬に添えられた手に力が入った。


/ 335ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp