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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第12章 私の知らない時間




「ねぇ、政宗。さっき、言ってた……家康さんが、乃々さんのことになると、ってどういう意味?」

「んあ?…あぁ、あれか?あれはなぁ…乃々がここに居た時の話だ。乃々が信玄に拐われたってのは知ってるか?」

ニヤリと意味ありげに笑う政宗にジワリと手に汗が滲みだす。

「うん。なんとなくだけど……それがきっかけで信玄様と一緒になったって。」

「そう、それだ。そもそも、乃々が拐われたのは、家康が一人で城下に行かせたからだ。あいつと乃々は、薬学とか教えてやってたから仲良くてな〜。戦の時なんかも、後ろに乃々乗せたりよ。色々、世話してたっつーか…」

ドクンッ

政宗の言葉に心臓がザワザワと騒めき始めて、頭の中で警鐘が鳴り出した

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