貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第12章 私の知らない時間
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※恐れ入りますが、ページ編集しましたので読み直していただけると幸いです。
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「その顔、やめなよ」
「え? その顔って……」
「能面みたいに強張ってる」
(っ…そんなに?)
いつの間にか隣に並んだ家康さんに言われて、慌てとっさに頬に手を当てると、確かに頬がかちこちだった。
「あんたが動じても仕方ないでしょ。心配するだけ無駄だから」
「でも……私のせいで……あの、私に何かできることって…」
「大人しくして、俺達に迷惑かけないこと」
「っ……そう、ですよね」
「……落ち込まないでよ、うっとうしい。俺はただ、烈が……そういう顔する必要ないって言ってるだけ」