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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第11章 恋情
心配?同情??それとも、文句を言いにここに来たのかは分からない。
だけど、眠っていた私に羽織りを掛けてくれた、それは家康さんの優しさに間違いない。
さっきまで意地悪だと思っていたのに、その優しさに私の胸は高鳴った。
羽織りをそっと抱きしめ、家康さんの優しさに思いを馳せる。
(ちゃんと謝って、お礼をしよう。)
行燈に灯りを灯そうと立ち上がると、コツンと足に何か当たった。
足下に転がるそれを拾い上げた。
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