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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第11章 恋情
自分の寂しさを感情的に家康さんにぶつけてしまったことを後悔する。
自己嫌悪に襲われながら身体を起こすと、フワリと嗅いだことのある香りが微かに鼻をかすめた。
その香りを探せば、自分に掛けられた羽織りに気がついた。
見覚えのある山吹色したその羽織は、家康さんが着ていたものだ。
(家康さんが羽織りを掛けてくれたんだ。部屋に来たってこと?)
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