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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第10章 孤独感




「烈っ……開けるよっ……」

そう言って、障子を勢いよく開けると、そこには畳の上に横たわった烈の姿。


「……っ、烈?!」


慌てて駆け寄り、倒れている烈の顔を覗き込む。


すぅ…すぅ……


(寝息……?)


畳に横たわった烈は、寝息をたてて眠っていた。
ほっとして、眠っている烈の横に座り込む家康。

顔にかかる髪を払ってやると、頬には涙の跡が残っていた。

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