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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜
第10章 孤独感
仰向けだった体勢をゴロリと横に向ける。
目を閉じると微かに聞こえる、女中さんや家臣の人たちの動く気配。
静かな部屋はそれ以外の音は聞こえない。
(みんな、元気かな……)
ふと、思い出したのは躑躅ヶ崎の皆のことだった。信玄様に幸村、乃々さん、武田の家臣の人たち。
短い間だったけど、確かに楽しい毎日だった。
寂しさに皆のことを思い出すと、胸がギュッとなった。
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