• テキストサイズ

貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第9章 御殿預かり



「……貸して」

(え……?)

家康さんが私の手から荷物をすっと取り上げた。

「お気遣いありがとうございます…。でも、自分で持ちますから」

「別に、あんたを気遣ってるわけじゃない。ただ怪我が悪化でもしたら、俺が困る」


(あ……一応、気にかけてくれてる?)

ぶっきらぼうな言い方だけど、どこか優しさが滲んでいるように思えて、私の顔が自然に綻んだ。

/ 335ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp