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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第7章 二人の距離








ヒュッ…!


タンッ!!!



放たれた矢は……見事に的を外して刺さった。


(全然……ダメだ……。)

久しぶりすぎて、感覚をすっかり忘れている。


「へぇ……。綺麗に弓、引けるんだ」

「え?」


思った以上に射てないことにがっかりしていた私は、その言葉に驚いて家康さんを見る。
顎に手をやった家康さんが、意外そうな顔をして外した矢の方を見ていた。

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