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貴方に出会うそのために〜イケメン戦国 徳川家康・上杉謙信〜

第7章 二人の距離





御殿に着くと、すぐに稽古場に通される。

御殿の中に弓を射る場所があることに驚きながらも、的までの距離を確かめようと板の間に立つ。

ちゃんと射てるかな?

的までの距離がとても遠く感じることが、久しぶりだという事を実感させた



「早速だけどそこにある弓、使って射ってみて」

「あ、はい」

稽古場にやってきた家康さんに言われ、すぐに弓を構える。
打ち起こした弓を左右均等に引き分け、心身を一つにして……発射のタイミングが熱するのを待つ。

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