第4章 再会と出会い
銀時は男を睨みつけると、蘭花を片腕で引き寄せた。
銀時も女装しているが、身長差があるため蘭花の体はすっぽりと銀時の腕の中に収まった。
「…おい、客にその態度はなんだよ?あぁ?」
あぁもう面倒くさいなー
ドゴッ
蘭花は銀時の腕から逃れると、男に向かって回し蹴りをした。
「よっしおっけー!」
「…お前、大丈夫か?」
そういえば銀はステージ的なところで踊ってたはずなのにここまで来てくれたのかなー?
「うん、平気ー。それより…ありがと」
蘭花はそう言うと銀時の頬をぐいっと引き寄せた。
ちゅっ
「なっ…⁉︎おまっ…何して…!」
「助けてくれたお礼ー。でもぉ…」
ドゴォォォォ
「私にこんなことやらせるなんて…許さないから☆」